京都御所とは
794年に長岡京から平安京に都が移されて以来、明治維新にともなう東京遷都まで、
天皇のお住まいが京都御所です。
平安時代はもう少し西にあったようですが、南北朝時代くらいから現在の場所に定着したのだとか。
京都御所は何度も火災に遭い、そのたびに再建されています。
現在の建物は1854年の大火事の後、安政の時代に造営されたもの。
明治時代になり、明治天皇が東京へ遷都されると、京都はさびれました。
京都御所は京都市の中心に位置し、面積約65万平方メートルもの広大な敷地を誇ります。
その敷地こそが「京都御苑」で、京都の人は「御所(ごしょ)」と親しみをこめて呼んでいます。
公共交通機関
JR京都駅から京都市営地下鉄に乗り、今出川駅で下車。
所要時間は10分ほどです。3番出口をでたら横断歩道を渡り、そのまままっすぐ乾御門(いぬいごもん)に向います。すぐに大きな門の乾御門が見えてきます。
はるか昔は庶民は立ち入ることさえ出来なかった、高貴な場所でした。
予め予約していたので、予約紙と身分証明等を見せて受付を済ませると、荷物を点検され、皆のいる控室へ行き、全員(30人くらい)で拝観に出かける、前と後ろに皇居警察(背広姿)が付き3人で案内される。
砂利道なので、ザクザクと音を立てて全員で拝観す、
チリ一つどころか、秋なのに枯れ葉も無い程、良く掃除が行き届いていた。
見学スケジュール
- 清所門 参拝者入口➡ 宜秋門 昇殿を許された者が入る正式の門
➡ 諸大夫(格下の者が控える部屋)桜の屏風絵があった、
➡ 諸大夫(格の高い者が控える部屋)虎の屏風絵や狩野派の絵があった.
➡ 新車寄せ 昇殿を許された者が正式に入る玄関の門
(大正時代から車利用のために)檜皮葺の屋根で金箔を施してある。
➡ 月華門 紫宸殿の左側門、月華門から奥には紫宸殿
➡ 承明門 紫宸殿の正面からも紫宸殿が見えた。
➡ 日華門 紫宸殿の右側門
➡ 建春門
➡ 建礼門を内側から拝見(外側からより内側の方が豪華で立派だった)
➡ 宜陽殿の襖絵を拝見、
➡ 清涼殿、天皇の日常の住まいの場でったが、御常御殿が造られてからは、
儀式や執務を行う場所となりました。 呉竹と漢竹が左右に植えてあった。
檜皮葺き(ひわだぶき)30年に1回葺き替えが行われています。
➡ 小御所、諸種の儀式等が行われた。
➡ 小御所の正面に庭園の欅橋、松の庭園で手入れが整い、とても美しかった。
➡ 蹴鞠の庭、(鹿皮で作った毬を地面に落とさない様に蹴り渡す。TV放映されてた処)
➡ 御学問所( 学習院のはじまり)
➡ お庭にマッチした欅橋を拝見
➡ 御常御殿は天皇が日常生活を送っていた場所。
➡ 小御所御所を退出
感想
さすが、立派な建物や庭園であった。明治以降は誰も住んでいない処なのに、
一部の建物(新御車寄)は立派で、豪勢に複製して、金箔を貼られて建て替えられているけど、
他は年月を経た建物群であった。紫宸殿や清涼殿は意外と地味だけど、月華門、日華門や承明門は朱塗りのケバケバしい感じで、アンバラスであった。
座敷の障子や襖等が半開きに一部解放されて、中が見えたけど、畳や障子は新しく張替てあった。、
昔の由緒ある襖(宜陽殿の襖絵)や障子は手入れされて、そのまま見ることが出来た。
昔の由緒ある襖だから、外気に晒して置いたら朽ちるから、本物はしまっておいてコピーものか?
遠目だし、ライトが付いていないので、暗くハッキリとは分からなかったけど、
見事な御所庭園
これだけ広大で、広い土地の植木類(主に松が多かった)の手入れに、少々の予算金額ではないな!と感じました。
京都近辺にお住まいの人は、度々見学出来るけどと!羨ましく感じました。
私も生きていいるうちに、もう一度見学したいものです。